はじめに
当院では内科医の立場から関節リウマチや膠原病疾患、骨粗鬆症の診療を専門的に行っています。
原因不明の関節痛があるときや他院でリウマチの治療を受けていてもよくならない時、骨粗鬆症の診断や治療をご希望の際にお気軽にご相談ください。その他、高血圧や糖尿病などの一般的な内科疾患にも対応しております。
予約患者様優先となりますのでご予約の上でお越しください。
対象疾患
- 関節リウマチ
- リウマチ性多発筋痛症
- 各種膠原病疾患(シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、強皮症、混合性結合組織病、多発性筋炎/皮膚筋炎、血管炎症候群など)
- その他リウマチ類縁疾患
- 慢性疼痛 線維筋痛症
- 骨粗鬆症
- 一般内科:高血圧・高脂血症・糖尿病・貧血など
特徴・特色
関節リウマチ
関節リウマチでは関節が腫れて痛みが生じますが、治療せずに放置しておくと関節が壊れて変形してしまう病気です。
そのため早期診断・早期治療が重要です。
しかし関節リウマチの早期診断は難しい場合もあります。
一般的に血液検査と画像検査で診断を行いますが、リウマチの患者さん全員で異常が出るわけではありません。
特に発症早期ではその傾向が強いとされています。
また関節の痛みが起こる病気は関節リウマチだけではありませんし、自然軽快する場合もあります。
診断が難しいために見逃されてしまっている患者様や本来必要がない治療をされてしまっている患者様もいらっしゃいます。
これまで培ってきた経験と知識をもとに適切な診断を早期に行い、治療を開始します。
関節リウマチの治療薬にはたくさんの種類がありますが、患者様の状態によって使い分けが必要になります。
それはリウマチの治療薬では副作用が問題となることあるためです。
またリウマチの治療薬には有効性は高いものの非常に高額な薬剤も使われる場合もあります。
患者様ごとに治療目標を設定し最適な治療方針を一緒に模索させていただきます。
膠原病
膠原病とは本来、病原体から身を守ってくれるはずの免疫が自分を攻撃するようになってしまった病気(自己免疫疾患と言います)の総称で、たくさんの病気が含まれます。
膠原病でも関節痛を併発することがありますが、通常、関節は壊れません。
もし関節が壊れる場合には関節リウマチの合併と診断します。
膠原病疾患では関節痛よりも合併する臓器障害(肺や腎臓、心臓など)が問題となることがあり、必要な治療は症状や臓器障害の有無・程度によって異なります。
したがって同じ病気だとしても必要な治療強度は患者様ごとに異なる場合があります。
関節痛以外にも寒いときに指の色が白や紫色に変化するレイノー症状も代表的な症状です。
膠原病の診断・治療には専門的な知識や経験が必要になりますので、ご心配な症状がありましたらお気軽にお越しください。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨が弱くなり、転倒など軽度の外傷で骨折をしてしまう病気です。
特に閉経後の女性はリスクが高い病気です。
患者様の数は年々増加していますが、検査を受ける機会が少ないこともあり、骨折するまでご自身が骨粗鬆症であったことに気づかれていないことも非常に多い病気です。
また一度、骨折をした患者様は別の場所の骨折を繰り返すことが多いことも知られています(これを連鎖骨折と言います)。
骨折は寝たきりや介護が必要となる主な原因の一つであり、骨粗鬆症の治療は骨折をする前に診断をつけ開始しなければなりません。
当院では腰椎、大腿骨の骨密度測定器を導入し、骨粗鬆症の診断が適切に行えるようにしております。
また骨粗鬆症予防にはビタミンDが重要ですが、日本人の多くはビタミンDが不足していることが知られています。
高血圧や高脂血症などと同じように身近な病気であるにもかかわらず、一般の方に十分に認知されていない疾患であり、当院では骨粗鬆症の早期診断・早期治療の重要性についても患者様に広くお伝えしたいと考えています。
問診票
当院は予約患者様優先となりますので受診希望の患者様は事前の電話予約をお勧めしています。
診療をスムーズに行うため、初診の患者様は問診表をダウンロードし、記載の上で来院いただけますようご協力をお願いします。
診療時間
※ 最終受付は診察終了時間15分前まで