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予報・富士山



  < 第8戦目 >

大会名

イタリア選手権

開催国
イタリア

エリア
モンテ・グラッパ

期間
8月2日〜8月8日

< 成績 >
総合 70位 (121人中)
女子 1位 (10人中)



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【概  要】
バッサノ・グラッパは、イタリアの代表的エリアのひとつです。
かつてはハング・パラを合わせた世界最大級のイベントが開かれていたそうです。
山ありフラットありと飛べる範囲は非常に広く、また夏のヨーロッパらしい強いコンディションに恵まれました。
ただ8月とあって、サンダーストームが発生する日が何日かあり、イタリア選手権として成立するための条件である4タスクをなんとかこなすことができるに留まりました。
それにしても4タスクが選手権の必須条件なんて日本選手権では考えられません。
日本では2タスクが条件。
これでも何年間か連続で成立しなかったことがありました。
飛ぶ環境がこんなにも違うのかと痛感いたしました。
さて自分の調子ですが、日本に一旦帰国してリフレッシュしてきたものの、前半戦ではまだクロアチアでの不調を引き摺っている状態でした。
3タスク目もゴールより大分手前のポイントで降りてしまい、とても落ち込んでいました。
そんな時、同じところに降りたチェコの若い女子選手にこういわれました。
「何故こんなところにいるの?あなたはもっとうまく飛べるはず。だって私はあなたのファンなのだから、もっとがんばって」と。
なんだかとても嬉しくて力が沸いて来るのを感じました。
そうして向かえた最終タスク、本来の自分の飛びがなんとなく戻ってきたようです。
女子の中でたった一人ゴールすることができ、下位から一気に女子1位に躍り出ることができました。
パラグライダーとは本当に精神主体のスポーツだとつくづく感じる一件でした。