籠上健康村 秋田内科・呼吸器内科 在宅医療

宍戸雄一郎 副院長

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宍戸雄一郎(ゆういちろう)

ごあいさつ

医師になり今年で20年になります。中でも静岡県立総合病院呼吸器内科 医長として10年、多くの患者様と出会い、呼吸器内科診療を行って参りました。同科はもちろん他の診療科の医師やスタッフとも良好な関係を築くことができ、チームとして広く深く患者様の問題を共有・解決しながら診療を行えた県立総合病院での10年間は、私の貴重な財産となっております。

呼吸器内科

常日頃、気になっていることが、静岡市内に呼吸器内科専門医の診療所が少ないことです。例えば喫煙歴があることは把握されていても、肺気腫やCOPDの診断がされておらず、呼吸器内科医が診察するまでに何年もかかっているケースが見受けられます。多くの場合は肺の病変が進行してしまっており、もう少し早くに見つかっていれば、と思うことが多々ありました。私としてはこれらの隠れている呼吸器疾患を少しでも早期に発見し、定期的な検査・評価を行い、少しでも進行を遅らせて患者様の日常の生活をお守りすることこそが、私たち開業医にできる大切な役割のひとつだと考えております。

在宅診療について

私がこの度、新たに在宅診療に取り組むことになった原点は、父がうけた訪問診療にあります。

腰部脊柱管狭窄症の手術の際、術前の検査で筋萎縮性側索硬化症であることがわかりました。徐々に筋力が低下する難病です。絶望と不安で、受け入れるまでには相当の時間がかかりました。何度も家族会議を開き、やっとの思いで病気と向き合い、家族全員で自宅にて父を支える覚悟をしました。そのような状況の中、医師であった父だけが冷静でした。「自分の今までを振り返って、やれることはやってきた。子供の成長を見られないのが残念だけれど、自分の生き方だけだったら全く悔いはない。」という父の言葉が、家族にとっては唯一の救いだったのだと思います。

その後、症状は悪化し、自宅にて、排泄などのすべての介助、人工呼吸器、痰の吸引、体位の交換等、家族でも交代で介護・療養を行いました。家族だけでは心が折れそうなときも、仙台往診クリニックの先生とスタッフの皆様の手厚い訪問診療に支えられ、何度も心を救われたのを覚えています。そして終末期には声は出せなくとも、意思伝達装置を使うことで、まばたきで意思疎通をすることもでき、以前のようにけんかをすることすらありました。それほど、家族が父のそばにいて、心も体も寄り添っていたのです。残念ながら、50代で他界しましたが、本人の希望をかなえられたこと、当たり前のように家族がそばにいられたことから、今では「在宅療養でよかった」と思えています。

 

「死ぬまでどう生きるのか」「終末の生活をいかに充実させたものにするのか」ということに向き合い、私自身が経験した介護の経験と、今まで培ってきた総合病院での知識と経験をもとに、指導、診察、治療を行っていこうと思っております。

論文

INH,RFPを含む結核化学療法による白血球減少症の検討(原著論文)

Author:長山 直弘(国立病院機構東京病院 呼吸器科), 宍戸 雄一郎, 益田 公彦, 馬場 基男, 田村 厚久, 永井 英明, 赤川 志のぶ,川辺 芳子, 町田 和子, 倉島 篤行, 小松 彦太郎, 四元 秀毅
Source: 結核 (0022-9776)79巻5号 Page341-348(2004.05)

呼吸器学会総会

PP755 慢性肺アスペルギルス症(CNPA)の臨床的検討

宍戸雄一郎1), 野口理絵1), 望月栄佑1), 櫻井章吾1), 美甘真史1), 秋田剛史1), 森田悟1), 朝田和博1), 藤井雅人1),白井敏博1), 江藤尚1), 須田隆文2), 千田金吾2)
1)静岡県立総合病院呼吸器内科, 2)浜松医科大学第二内科
日本呼吸器学会誌 2(suppl): 278-278, 2013.

PP955 三次治療以降にDTX+AVAを投与した経過を有する非小細胞肺癌症例の検討

宍戸雄一郎1), 江藤尚1), 櫻井章吾1), 小川喜子1), 美甘真史1), 秋田剛史1), 朝田和博1), 藤井雅人1), 白井敏博1),須田隆文2), 千田金吾2)
1)静岡県立総合病院呼吸器センター呼吸器内科, 2)浜松医科大学第二内科
日本呼吸器学会誌 1(suppl): 338-338, 2012.

PP643 高齢者非小細胞肺癌に対するElrotinib投与の検討

宍戸雄一郎1), 秋田剛史1), 小川喜子1), 美甘真史1), 森和貴1), 森田悟1), 朝田和博1), 藤井雅人1), 白井敏博1),江藤尚1), 千田金吾2)
1)静岡県立総合病院呼吸器内科, 2)浜松医科大学第二内科
日本呼吸器学会雑誌 49(suppl.1-2): 264-264, 2011.結核の新しい診断
宍戸雄一郎, 御手洗聡*
東北大学医学部感染症呼吸器病態学分野, *結核研究所抗酸菌レファレンスセンター細菌検査科
綜合臨牀 55(8): 2127-2128, 2006.

結核病学会総会

2018215364
リファンピシンおよびエタンブトールにより急性汎発性発疹性膿疱症を発症した肺結核の1例(原著論文/症例報告)

Author:渡邉 裕文(静岡県立総合病院 呼吸器内科), 宍戸 雄一郎, 鈴木 貴人, 野口 理絵, 三枝 美香, 赤松 泰介, 山本 輝人, 森田悟, 朝田 和博, 白井 敏博
Source: 結核 (0022-9776)93巻1号 Page41-46(2018.01)
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肺癌学会総会

P-1-456 二次予防的投与としてペグフィルグラスチムを使用した肺癌症例の検討

宍戸雄一郎, 田中悠子, 野口理絵, 三枝美香, 赤松泰介, 山本輝人, 秋田剛史, 朝田和博, 白井敏博, 江藤尚
静岡県立総合病院呼吸器内科
肺癌 56(6): 671-671, 2016.

P-567 胸壁に発症したEwing肉腫ファミリー腫瘍の1例

宍戸雄一郎, 野口理絵, 櫻井章吾, 三枝美香, 赤松泰介, 山本輝人, 秋田剛史, 朝田和博, 白井敏博, 江藤尚
静岡県立総合病院呼吸器内科
肺癌 55(5): 627-627, 2015

P-180 crizotinibによる味覚障害が経過に影響したALK陽性肺腺癌の1例

宍戸雄一郎, 秋田剛史, 三枝美香, 朝田和博, 藤井雅人, 白井敏博, 江藤尚
静岡県立総合病院呼吸器内科
肺癌 53(5): 556-556, 2013.

P-78 EGFR遺伝子変異陽性非小細胞性肺癌患者51例におけるErlotinib治療の治療成績

宍戸雄一郎, 秋田剛史, 朝田和博, 藤井雅人, 白井敏博, 江藤尚
静岡県立総合病院 呼吸器内科
肺癌 51(5): 475-475, 2011.

呼吸器内視鏡学会総会

P27-2 胸部CTにて粘液栓が疑われたが, 気管支内視鏡検査により肺扁平上皮癌と診断された1例

宍戸雄一郎, 渡邉裕文, 下田由希子, 鈴木貴人, 林一郎, 櫻井章吾, 三枝美香, 山本輝人, 赤松泰介, 秋田剛史, 森田悟, 朝田和博, 白井敏博
静岡県立総合病院呼吸器内科
気管支学 38(suppl): S307-S307, 2016.

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