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第3戦目 > |
【概 要】
第2回目のアジア選手権が日本で行われました。
2004年に韓国で第1回目が開かれた後、開催国が中々決まらず、漸く2010年に日本で開催されることとなりました。
前回の2004年は、私にとって競技者としてスタートの年でした。
アジア選手権の日本代表に選ばれはしたものの実力が伴わず、良い結果は残せませんでした。
しかし今は競技者として大分成長したと自負していましたし、昨年度のワールドカップ勝者でもありましたので、
今大会ではなんとしてもアジアチャンピオンになるとの強い思いを胸にこの大会に望みました。
大会中の条件は、春らしいバンピーなコンディションで、
安全を考え競技を続行するべきかどうかフライト中の選手とオーガナイザーの間でしばしばやり取りが繰り返されました。
またこの土地特有のトリッキーな風に多くの選手が悩まされました。
自分はそんな中、そこそこの飛びでそこそこの順位をキープしていたのですが、
ライバルの韓国のキム選手は、大胆に攻める飛びを見せていました。
彼女はあるタスクで、すべての男子選手を抜き去り、トップでゴールを決めたりもしていました。
彼女の姿勢に感化され、自分も攻めに転じようとしていたのですが、その時はすでに運にも見放されたようで、
タスクキャンセルが続き、念願の優勝を逃す結果となってしまいました。
優勝は待っていたら来るものではなく、やはり自分で掴みにいくものだと痛感させられる大会となりました。