先日静岡新聞の訃報欄で
当院に以前通院されていた

リウマチ患者さんの
名前をみつけました。

焼津市で消化器外科の

院長をされていた

男性患者さん。

96歳でおなくなりに

なられたとのこと。

大往生ですね。

94歳まで現役で

地域の赤ひげ先生であり

外来でできる小さな手術も

されていました。

私が開業してすぐの頃

他院からの紹介状をお持ちになり

当院を受診されました。

それから数年

拝見させていただきました。

リウマチ歴は若い頃からと

数10年の大ベテランで

痛みと上手に

付き合っておられました。

大腿骨骨折の手術後

お身体がきつくなって

きたとのことで

ご自身の医院を閉院され

ゆっくりと過ごされて

おられました。

お嬢様の軽井沢の別荘で

3ヶ月ほど過ごされたと

聞いた時は

ほんとに嬉しく

思ったものでした。

その後年齢も重ね

当院に通院も難しくなり

介護付き住宅で

余生を過ごすとのことで

紹介状を書かせて

いただきました。

長くお能を舞っておられ

地域医療にも貢献され

ユーモアに富む

素晴らしい先生でした。

ご冥福をお祈りいたします。